FRP防水

1970年代初期に開発され、以降国内で急速に普及したFRP防水は、FRP(Fiberglass Reinforced Plastics:ガラス繊維強化プラスチック)という高い強度・耐久性を持つ素材を応用し、FRPの被覆防水層を形成する工法です。
軽量かつ強靭な防水層を形成し、耐水・耐食・耐候性に優れていることが特徴。
また、保護層が不要なので重歩行や車両走行も可能です。

速乾性を持ち、短工期の作業で継ぎ目のない美しい仕上がりが実現。
近年では木造住宅のバルコニーや屋上、下水道施設に多く用いられています。

しかし、樹脂が硬化するまでは周囲に臭いが広がることもあるので、臭気対策が必要です。

■ FRP防水のメリット・デメリット

メリット
軽量かつ強靭であり、耐久性に優れ、車両の走行も可能です。
様々な形状の場所に施工可能で、着色できるのも魅力。
高い速乾性で短工期の作業が実現します。
保護層が不要なので、建物自体の重量の軽減にも役立ちます。

デメリット
ひび割れを起こしやすいという欠点があるため、定期的なトップコートの塗り替えが必要。
また、硬化する際に化学物質が発生するため、臭気対策も必須です。

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